2009年 11月 17日
海外の作家が自身の作品の映画化についてどう思っているか… これは常日頃から私の重要な関心事のひとつなのですが、これを知るのはなかなか難しい。 特に日本語で詳しく書かれたものを目にすることはほとんどないんですよねー。 そんな私に向けて?作家エリック・ガルシアが「レポメン」の著者あとがき(新潮文庫「レポメン」 著者あとがき-マンボの飼育)にこの「レポメン」のイレギュラーな映画化(+小説完成)の進展具合を詳しく解説してくれています。 ここでガルシアが述べているようにこの解説は「脚色のプロセスに興味があったり作家を志望するむきにはおもしろいはずで(注 ←ここは日本の作家志望者には必ずしもあてはまらないけど)、タブロイド新聞スタイルのゴシップには欠けるものの、ちょっとしたハリウッド風味を提供できると思う」、というわけでこういったことに興味のある方、そしてジュード・ロウのファンの方?にはまずこの「レポメン」、そしてこの「マンボの飼育」を読んでいただきたいと思います。 個人的にいうと「The Repossession Mambo」(working title)みたいなタイプの企画のニュースを記事にするのは大変めんどくさい(笑)。 背後にアレコレありそうなのは何となくわかるんですが(何となーく、そういうニオイが)、企画の初期ほど元記事自体に原作にあんまり言及がないし、原作は出版されてないし、ネットで検索してもなかなか情報がないんですわ(こういうときに憶測で何か書くとたいてい間違っていて、後で自分で自分の首を絞めたりして…←でもなんか書いておきたいんですよね、そのときは)。 最終的にクレジットが入るか、という非常に重要な問題もかなり微妙ですし(困るんですよね~、クレジットの問題は)。 でも、こういうものの方があとあと面白いネタになるんですが… また、「マンボの飼育」に書かれた「1冊の本を脚色するに当たっての三つの方法」は非常に参考になります、ってんで、この「マンボの飼育」の内容から気がつくことをしばらく書いてみたいと思います。 【関連】 【映画】フォレスト・ウィッテカーとジュード・ロウがサスペンスで共演 07年6月19日
by hamchu
| 2009-11-17 10:16
| もっと楽しむ?映画の原作
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